オムニコ株式会社
統括人事部 副長 高野光一さん

−高野さんのお仕事はどの様なものですか?

私は、会社説明会いわゆるセミナーの担当をしています。会社案内はもちろんで、それと5回ある面接のうちの3回を私と私の部下で担当しています。

我が社の選考は、先に面接をしてその後で筆記試験を受けていただくんです。人物重視で選考を行っております。確かに、筆記試験でその人の力を見る事は大切であることだと思うんですが、数学や英語を得意な事イコール仕事が出来るという訳ではなく、それよりもまず実際にお会いして面接をして人物を確かめたいというのがあります。そこの部分は他社様との違いかもしれないですね。


−研修をしている中で色々な意見などが出てくると思うのですが?

宴会をしてくれという方もいましたね。(笑)
毎年打ち上げはしているんですが、最初の時点では言ってないんで要望したんでしょうね。他にも1ヶ月も研修するわけですから、色々な不安や悩みが個別に出てきます。その時はその都度で相談に乗ったりしますよ。1ヶ月の期間内に2回の個人面談をしてその時にも相談に乗ったり、改善策を考えたりしますよ。

ただ、問題が個人間で起こった時には、個人間で話すとどうしても感情的になりがちなので何人かで意見を出し合い解決するように心掛けています。私が「こうしなさい、こういうもんだから我慢しなさい」と言ってしまうと、余計ストレスになってしまう場合もありますからね。みんなで話して“納得する形”で解決できるようにしています。この他に研修を海外でして欲しいという方もいましたね。先物の本場が海外(シカゴ・ニューヨークなど)なんで、実際に触れて勉強したいという希望がありましたね。


研修中は、日曜日を自由に過ごしていいようにしているんですが半数程度の人は外出しますがあとの人はそのまま宿舎にいるんですよ。知り合った仲間と色々な話(学生時分の話など)をしたり、煮詰まった時にみんなに相談したりと交流を深めていますよ。

2回の個人面談のほかにも週1回で各部屋を回って、調子を聞いたり、誰と仲がいいのかなんかを知っておきます。というのは、A君が不安になっている時にB君が仲の良い友人であることを知っておけば、私が励ますより同年代の同じ釜の飯を食べた仲間同士で励ます方がいいですよね。私がカヴァーできる範囲と友人同士でカヴァーできる部分は違うと思うんです。お互いを助け合える人間がいることを把握しておくコトも私の役目だと思っています。お互いを慰めあうのではなく、励ましあえる仲間を見つける事ができるというのはこれから非常に大切であると思います。それと同時に誰がライバルになっていくかというのも知る時期ですよね。


私自身でも、研修を受けていた時にも「こーなったらいいなあ」や「がんばっていこう」など真剣に話していまして、今になってもその時の同僚たちとお互いがんばりあっていますよ。お酒も飲まずにそういうことを言いあえるというのは大切ですよね。「お酒を飲んで話をする」というのはよくあるパターンですが、お茶やコーヒーで腹を割った話を出来る形がいいですよね。真剣に白熱した話ができるという仲間がいるのは私自身恵まれているなと思います。

その他には、内定を取られた方に2回ほど内定者懇談会を行ったり、メール交換したりしますね。時間が合えば実際に会社に話しに来る内定者もいますよ。単純に、社会人になる事や仕事に対しての不安を相談しに来られたりします。しかし、そこに至るまで(選考段階)は厳しい目で見させていただきますが、これから一緒に仕事をしていく方達に、少しでも社会人の楽しさを分かってもらえたら(共有できたら)いいですよね。

学生も社会人も楽しいと思うんですよ。私自身、学生時分の方が確かに「楽(らく)」でした。でも、目標というものが漠然としがちで、あってないような時間だったんで社会人では「楽(らく)」ではなく、これから働く人達にとっては、もっと掘り下げて「楽しい」という時間を過ごしてもらいたいですよね。

 その後は、内定が決まった方々に対して研修を行うんですよ。だいたい1ヶ月ぐらいの合宿形式で寝食を共にします。私達3人で50人弱の人を教えています。