松下電器産業株式会社
森 俊彦さん
〜簡単なご紹介〜
現在はSDムービー(D-snap)の組み込みソフトの開発に携わっておられます。
幼い時、近所の電気屋さんのおじさんがよくエアコンなど直したついでに、色んな電気製品の話をしてくれたんです。
「これはCDってゆってな、すごいねんで!」という感じで。
電気屋のおじさんは、単に商品を売りに来ているのではなくて、夢いっぱいの話をしてくださいました。
私も幼いながらに将来そんな夢を与えられる仕事に就けたらなと思いましたよ。だって、ワクワクしながら話をしてくれるんです。今思い出しても幸せな時間でした。
このおじちゃんは私に「きっかけ」をくれたんですよね。今でこそ「売る」ではなく「作る」の方に身を置いていますが「ワクワク」して仕事をしているという立場では同じですよね。
〜プロローグ〜
テーマは「きっかけ」です。
今回は、テーマごとにお話を区切ってみました。
今年度最後の「活きる声を」お楽しみください
−就職活動はどの様な感じでしたか?
最初、たまたまサークルの先輩に「商社とか回ってみたら?」と薦められたんです。いい機会だと思って東京で2週間ほど某商社のインターンに参加しました。非常に嬉しかったですね。社員証を作ってもらったりして。本当に商社マンになったみたいな感じで(笑)
今振り返るとこの2週間は私にとって、ほんとうに意味のある2週間でした。
中でも、一番よかったことは、人との出会いでした。
そもそも大学院を卒業して学校推薦で技術職という狭い枠でしか、就職を捉えていなかったのですが、その時に知り合った同世代の仲間たちと話すことによって、いろんな分野への視野が広がりました。
今まで自分が興味のない職業の話でも、彼らの話を聞いてみると、
「ああ、なるほど。こうやって世の中動いているのか」
と感心し、たくさんの新しい発見がありました。
今思うと、自分で最初に枠を作って活動をしようとしていたから、視点が狭かったんでしょうね。色んな人たちの話を聞くことで、それを吸収し、また自分の興味を話すことでまた相手も視野が広がる。こうやって人と人はつながりひろがっていくのだと実感しました。これは就職活動だけで言える事ではないですけどね。
今でもその時にお会いし、お世話になった方々とは交流していますよ。
以前父に、「大学時代の友達は一生の宝だよ」って言われたことがあって、自分の中で、なら会社入る前に仲良くなっておこうと考え、内定者みんなで入社前にいろいろなイベントをしました。
たとえば、「内定式を内定者で企画しょう」って友達が言い出して、仲間がどんどん話しにのっていって、結局難波辺りのクラブ貸しきって140人くらいで内定式イベントとかしましたね(東京あわせると300人弱くらい)。
この他にも旅行とか飲み会など色々企画したんですけど、そういう時期に一緒に頑張った仲間は未だに一番仲いいですよ。
昨日もね、突然1人東京に転勤になった奴がいて、でもちゃんと10人ぐらいすぐ集まって、送別するために飲んでいました。
そういう大学時代や入社前フラットな時期に集まって一緒に頑張った仲間というのは、なにか同じ高さで共感できたり、距離をすごく近く感じることができて、とても大切な宝なんだなぁだと実感しています。
いい意味で
「バカ」
が出来る友達ってほんと大切だと思いますよ。
私も入社時には、「会社ってどんなものかな」と思いましたし、「仕事するってどんなものかな」「会社の上司とかみんなキツイんかな」とか心配もしました。
そういう不安もあったんですけど、いざ入ってみるとやはり人と人、実際は温かい部分もあり、確かに自分に評価が返ってくるという意味では責任があって大変な面もあるのですが、ある意味フェアーで、その上でホントに素敵な上司の方もいっぱい居られます。
組織って、根本的な部分である意味小学校とかと変わってないんですよ。
小学校がただ社会のサイズが小さなだけであって、会社の場合はそこに
「個人が与えられた仕事をして、組織として利益を出さないといけない。」
という任務があるだけなんです。やはり同じ人と人の社会であって、何にも緊張する事はなく、むしろその中で自分の趣味とか、自分で
「何か変えたいんだ!やりたいんだ!」
っていう夢を持って、それをみんなと一緒にその喜びを共感できたりするわけです。
やらされているって考えるよりもみんなでこういうデカイ仕事をしたいって頑張ったほうが自分の人生すごく面白いですしね。
私は小学校の時は嫌なことも上手く友達と楽しい遊びに変えていたりしましたよ。それと同じです。