取材相手:
 コピー年鑑で『新人賞』を受賞した新進気鋭のクリエイターさん(匿名希望)
 取材日時:2005年2月5日
 取材場所:大阪梅田の飲み屋さん
今回は、わざわざお時間作っていただきありがとうございます。(しばし、談笑。お酒で乾杯。軽く世間話など。) それではさっそくなんですが、 そもそもコピーライターを目指されたきっかけって何ですか?

大学時代は、バイトばっかりやってたんだけど、 それだけで終わっちゃうのはイヤだなと思ってて。 それで、たまたま『ケイコとマナブ』を見てたら、 コピーライターの講座を見つけてさ(笑)で、軽い気持ちで応募してみたんだよ。 もともと文章書くのは好きだったし、 最初の授業で褒められてうれしかったしね。 まぁ、その後はしばらくパッとしなかったけど(笑) 営業向いてないって思ってたし、考え続けるの、そんなにイヤじゃなかったし、 なんとなく、この道進もうかなーと。

なるほど。では、実際の就職活動はどんな感じだったのですか?

実際の就活は苦労したなぁ、やっぱし。 テレビ局をちょこちょこ受けた後、広告を中心に受けてみたけど、もともと難関だし、初戦から落ちまくったなぁ。プロダクションもなかなか決まらなくて、「もう、これは賞かなんか取らなくちゃ、採用してもらえないのかなぁ」と。

それで、読売広告賞とか毎日広告賞とか色々出しててたら、 ある時「朝日広告賞の準グランプリ」の連絡が入って…応募してたものの、まさか素人が賞取れるとは思ってなかったから、びっくりしたよ。

あ、朝日広告賞の準グランプリですか?すごいっすね。

うん。驚いた。
ちょうどその連絡が来る前ごろに、小さなプロダクションに内定もらってて、しばらく働いたんだ。でも、もっと大きな仕事したいなって思ってた時に、今の会社に引き抜いてもらえてね。広告は敗者復活ができる業界だと思うよ。

ははぁ。なるほど。それでは、アイデアを考えるときに気をつけてることはありますか?

コピーライターは文章だけ考えればいいわけじゃなくて、広告のコミュニケーションそのものの根っこから考えることが大事だよね。
あと、奇抜なことがいいわけじゃなくて、クライアントが求めるものの中で、 一番最適な答えを見つけてあげることも大切だよね。「おいしいですよ」といって、押し付けがましいだけの広告は、迷惑になるしね。ちゃんと、コミュニケーションを取らないと。

なるほど〜。この考え方は、就活でも生かせそうですね。
エントリーシートとかも、ただ奇抜に目立てばいいわけではなくて、人事が求める能力の中で、自分の売りとなる部分に焦点を合わせること。 そして、相手に売りつけるのではく、相互にコミュニケーションする。いやー、いい話を聞かせて頂きました。

それでは、最後にメッセージをお願いします。

直筆メッセージ★(以下、本人からメールでメッセージを頂きました)

『就活だけで人生決まると思うなよ』

お忙しい中、お話聞かせていただき、ありがとうございました。

取材:堤 藤成
編集:西浦 孝次